「福岡で一番元気になれる居酒屋」と言っても過言ではない。人気店「ひなた」(福岡市中央区今泉)や「はなび」(福岡市南区大橋)を経営するunity株式会社。いつ訪れても活気あふれる店内が印象的なunityさんの自称・お祭り男!マネージャー小野尾新(あらた)さんに、飲食店の店舗運営を支援するコミュニケーションツール「botto」を使う理由を聞きました。店長とスタッフのコミュニケーションが大事「人でお店は変わる」と言うほど働く人の人柄や、人間性を大切にしているのがunityです。2年前から使い始めたbottoには、日々の振り返りや気がついたことの書き込みに対し、店長やマネージャーが返信できる機能がついています。店長とスタッフのコミュニケーションが上手くいけば、お店全体の雰囲気も良くなると思っていました。しかし、以前から店長がアルバイト学生スタッフらと密なコミュニケーションをとることの難しさを感じていたことも事実です。そこで、bottoを使って、より密な関係を築きたいと考えました。 アルバイトの子も改善点を書いてくれるようになってからは、お店の回転率も良くなったと思っています。「グラスが少ない」「ダスターが汚い」などの意見は、店長の目が届いていないところでした。その書き込みを見た店長はすぐさま改善。スタッフとの会話のきっかけにもなっています。店長の人材育成にも書き込みがなければ、改善されることはなかったかもしれません。他店舗の記入内容も全員が見られることもbottoの良いところ。人間力の高い店長の返信コメントを見ると、その人に合わせて自分の言葉を使って書いています。月1回の店長研修では、「こんな伝え方良いよね」「こうやってコミュニケーション取ったら良いのか」など学び合い、人材育成にもつなげています。良いことも、悪いことも言い合えるチームが、業績の良いお店をつくると思っています。もちろん書き込みの中には、良いことばかりではなく、目を閉じたくなるような内容もありますよ。新人も意見を言いやすい新人の子も、意見を伝えやすいことが離職率の減少に繋がっていると思います。ここ数年、卒業以外で辞めた子はいないんじゃないですかね。アルバイトで入ってきた19歳の女性が、勤務初日に「トイレを男女で分けてほしい」と記入してくれていたんです。今まで考えたこともありませんでした。現店舗を改造することは難しいのですが、新店舗を作るときには改善しようと思いました。ミエル化で理念・ビジョンの浸透 今、unityは理念やビジョンの浸透を目指しています。だからこそ、もっとbottoを活用して「ミエル化」をしようと思っています。僕自身、元々日記を書いたり、振り返りをしたりすることが苦手だったんです。でも、いまではbottoを書くのも見るのも習慣になっています。 ある女性スタッフは、仕事はとてもできるのですが、自ら手を上げて自分の意見を言うような子ではありませんでした。しかし、bottoに記入した意見に店長が迅速に対応したことがあったそうなんです。そしたら、毎日のように気がついたことを書いてくれるようになって!今では「bottoに書いておこう」が口癖だそうです(笑) 店長とスタッフがどんなコミュニケーションをとっているのかが見え、書き込みの熱量で店舗の状況が分かることも利点です。緊急事態宣言が発令され、休業中も日常を伝え合ったり、仕入れの見直しをしたことの報告をしたりと、活用していました。人材が何よりも大事 良いことはいいと褒め、悪いことは改善する。悪いことも見えない、気がづかないよりはしっかりと向き合って原因を突き止めたいです。そしてunityらしく、明るく元気に!何よりも大事なのは人材です。bottoが人と人を繋げ、支えるきっかけになっているのは間違いありません。