株式会社DDホールディングスを親会社にもち、東証スタンダードに上場している株式会社エスエルディー様。東京を中心として全国にカフェダイニングなどの飲食サービスを複数展開されている企業です。『botto』はエスエルディー様が運営を受託している店舗で採用されています。今回はエスエルディー様の本部ではたらく村田様と、現場を統括されている門川様のお二人に『botto』を導入いただいたきっかけや活用方法についてお伺いしました。社員・アルバイト全員が同じ方向を向くことが大切門川さん(店舗マネージャ―)がお店づくりで大切になさっていることを教えてください。現在『botto』を導入している店舗はスタッフ数がとても多く、1店舗だけでスタッフ数は100人を超えています。店舗作りでは、はたらく社員・アルバイト全員をどれだけ同じ方向に向かせられるかが大切です。店舗の目標や会社の目標はもちろんですが、運営の委託者であるクライアント様の目標を達成させるためにも、社員だけではなくアルバイトも含めた全員がコミュニケーションを密に取っての運営を心がけています。クライアント様のご意向がもちろん最優先ですが、その中でもアルバイトが意見を言える環境は必要です。『botto』はアルバイトの意見を吸い上げられるツールになっていると思います。現場の現状把握がしたくて『botto』を導入村田さん(本部)に質問です。『botto』を導入したきっかけを教えてください。本部として店長などの管理者とスタッフが現場でどのようなやり取りをしているか「現状把握」をしたかったのが、『botto』を導入したきっかけです。情報共有や伝達はもちろんですが、スタッフの育成・指導のためのツールとしても期待しています。実際に『botto』を導入して現状把握ができた門川さんに質問です。『botto』を導入した直後のスタッフの反応を教えてください。「期待以上にちゃんと振り返りしてくれているなぁ」というのが『botto』を導入した直後の感想です。〇〇しましたという単なる業務報告ではなく、ちゃんと考えて書いてくれているのが嬉しかったですね。スタッフが色々と考えながら仕事しているのがわかって、現状把握ができたと思います。一時期はスタッフのコメントに返信する側の社員の手が回らずに、返信が遅くなってしまったこともありましたが、今は立て直して取り組んでいる最中です。『botto』導入で店舗でのコミュニケーションが増加門川さんが感じる『botto』を導入しての変化を教えてください。『botto』を導入してから、店舗でのコミュニケーションが増えたと感じています。実際店長からはお店のことについてスタッフと話すきっかけが増えたとも聞いています。これは、導入当初から『botto』に期待していた、【仕事を振り返り、やり取りの中で店舗改善していくこと】が実現できている表れだと実感しています。「お店を良くする」というコミュニケーションが『botto』をきっかけによりリアルを充実させている状況です。現場で何が起きているのか把握しやすくなった門川さんに質問です。『botto』を継続利用してくださっている理由を教えてください。これまではスタッフ一人ひとりが何を考えているのかが正直わからない状態でしたが、今は『botto』を見ればわかるので、声掛けもしやすくなりました。スタッフは『botto』に良いことも悪いことも書いてくれるので、臨店できない日でも現状が把握できます。『botto』によって現場で何が起きているのかが判断しやすくなりました。スタッフも『botto』を通して「マネージャーは僕らを見てくれている」と感じていると思います。スタッフから声を上げてもらえれば、オペレーションの変更など改善のきっかけにもつながりますし、不満も吸い上げやすいです。運営受託という形式上、店舗の判断で変更できない業務もありますが、「なぜできないのか」ということを丁寧に説明するようにしています。ネガティブな意見も含めて色々な意見を吸い上げられるのは『botto』のおかげですね。スタッフ一人ひとりとコミュニケーションを取る門川さんが『botto』を活用する中で意識されていることを教えてください。『botto』を使う一番の目的は振り返りなので、そこは外さないように気をつけています。「〇〇をした」「〇〇ができるようになった」と自分の仕事をスタッフに振り返ってもらうことが大切です。店舗が忙しいとどうしてもスタッフの不満が溜まりやすくなって「オペレーションをこうした方がよい」という書き込みが増えますが、まずはスタッフ一人ひとりの振り返りに対して「次はこうしよう」とコミュニケーションを取るように心がけています。そうすることで、今後も風通しがよく、はたらきやすい職場にしていきたいですね。『botto』は店長の指導を確認するためのツールでもある村田さんに質問です。本部では『botto』をどのように活用されていますか?本部では、店長など管理者のスタッフとの関わり方や育成方法が確認できるツールを探していました。スタッフ個人の目標を決めて、スキルを習得してもらうために店長がどのような指導をしているかを確認するイメージです。これまでの教育・研修では一定レベルにはなるけど、それ以上成長しないスタッフが結構いたんです。『botto』を使って「このスタッフにはこれを教えたら成長するな」ということが目に見えるようになりました。『botto』では店長がスタッフに対してどのようなフィードバックをしているのかもわかるので、本部の店長への接し方や指導も変わってきます。店長など社員を育てる意味でも、今後も『botto』を使っていきたいですね。『botto』を使って現場の改善につなげていきたい。最後に今後『botto』をどのように活用していきたいか教えてください。村田さん:現場に『botto』を導入して、第1目標だった「把握」ができ始めています。逆を言えば、把握はできているけれど、改善までは至っていないのが現状です。次のステップは『botto』を活用して、現場の改善につなげていくことですね。個人やお店の目標も設定して、運用してみたいと思います。長い道のりになるかもしれませんが、今後も『botto』と歩んでいきたいですね。