予約が取れないほどの超人気店である焼鳥店の熊の焼鳥。『botto』は東京第1号店である中目黒で活用されています。今回は人事部の内田さんと店長の北川さんに『botto』の導入前後での変化や今後の想いについてお伺いしました。一人ひとりのやりたいことがお店のためになる中目黒は仕事に意欲的なスタッフが多いと感じています。北川さんがお店づくりで大事にされていることを教えてください。お店づくりではお店の目標も大切ですが、それよりも社員・アルバイトさん一人ひとりの目標に寄り添うことが大切です。一人ひとりに目標をヒアリングして「その目標であれば、うちのお店だったらこういう感じで仕事してくれたら、お店としても嬉しいよ!」と言って、お店の目標とすり合わせをしています。はたらく本人がお店と自分の目標を理解できれば、こちらからいろいろと言わなくても自発的に行動してくれるようになるんです。自分で考えてやることが、結果としてお店のためになります。チームづくりというと、組織のことばかりを考えてしまいがちです。それよりスタッフ一人ひとりと話をして、個人の想いをしっかりと把握したいと思っています。一人ひとりと向き合うことでチームになれるんです。総合的に情報共有をしたいと思い『botto』を導入 内田さんに質問です。『botto』を導入した経緯と導入直後の様子を教えてください。飲食店ではスタッフからのヒアリングや情報共有が大切ですが、これまでは思ったようにできていませんでした。『botto』を使えば、トップダウン・ボトムアップといろいろな角度から総合的に情報共有ができると思い、導入させてもらいました。『botto』以外のツールにも当てはまりますが、新しいツールを導入する時は継続できるかどうかが心配の種となります。現場になじませられるか心配でしたが、『botto』推進チームをつくって連携することで、軌道に載せることができました。『botto』で通じるようになったのがメリット北川さんが『botto』導入後に感じたメリットを教えてください。中目黒では元々LINEを使って日報のやり取りをしていました。『botto』導入当初は、「LINEと何が違うんだろう?」と思っていましたが、いまは全く違うツールだと理解しています。LINEは基本アルバイトさんと店長、もしくはアルバイトさんと社員だけのやり取りで、他のアルバイトさんはやり取りを確認できません。もし気づきがあった時は、改めてグループトークに投稿していましたが、使う言葉も変わるのでなかなか本音を聞き出せていませんでした。『botto』は全員で情報を共有できるのが良い点です。店長・社員・アルバイトさん関係なくお店にとってポジティブなやり取りができるため、コミュニケーションが取りやすくなりました。店長・社員側からの発信もしやすくなり、「bottoの件だけど」と切り出すだけでスタッフとのコミュニケーションがスムーズになりました。『botto』というワードが店舗内で浸透している状態ですね。店舗内でのコミュニケーションのレベルが向上 北川さんに質問です。『botto』の導入前後で店舗内でのコミュニケーションに何か変化はありましたか?元々LINEを使っていたベースがありましたが、『botto』を導入したことにより、さらにコミュニケーションに対しての意識や積極性が変わったように思います。今までは店長・社員側からいろいろと言う機会はありましたが、アルバイトさんからお店のことに関して何かを言うことは正直多くありませんでした。『botto』の導入後、何か気付いたことがあれば堂々と書き込んでくれるようになりました。時には「こんなことを考えてくれていたんだ」とこちら側が気付くこともあります。これまでも会話して気づきを引き出すことを意識していましたが、『botto』導入後はより一層気づきが出てきています。現場ではゆっくり話す時間が意外と取れません。『botto』を導入してからは、「この前『botto』に書いていたことなんだけど」という感じで会話を始められるので、短時間でも密な会話ができています。店舗内でのコミュニケーションのレベルが一段階上がったと感じますね。『botto』であれば連続した日常が見れる人事部の内田さんから見て、『botto』の導入前後で本部と現場のコミュニケーションに変化はありましたか?以前は、店長や社員から「アルバイトさんの〇〇くん良いです!」と言われても、何が良いのかわからないことがありました。『botto』を導入してからは、書き込みを見ると理由がわかるようになりましたね。マネージャーの私が臨店する時は、正直スタッフ達は「見られているんじゃないか」という意識から、多少なりとも普段通りではない、少し取り繕った状態です。なので普段の姿がわかりにくい時があります。でも『botto』であれば、スタッフ達の毎日の振り返りを通じて、連続した日常が見れるんですよ。店長だけでなく、社員・アルバイトさんなどいろいろな視点から現場を知ることができます。私も現場に入って仕事をしますが、それでもわからないことが結構あります。『botto』を通じて現場の理解度がさらに高まったと感じますね。『botto』はスタッフの安心感をつくれる内田さんが今後『botto』に期待することを教えてください。『botto』の導入前は何かを思っていても「どうせ言ってもわからない」と思って、打ち明けてこなかったスタッフもいたと思います。『botto』を通じて日頃から気づきを発信してもらい、それに対してフィードバックすることで、「誰かが見てくれている」状態を作り出すことが可能です。発信に対して共感することで、スタッフは1人じゃないと思うようになるでしょう。このように『botto』はスタッフの安心感をつくれるツールだと思っています。いま『botto』推進チームで他の店舗とも一緒になって取り組みをしており、それぞれのお店でコミュニケーションがどのような状態かわかるようになりました。今後はさらに店舗間の横のつながりを強めて一枚岩になっていきたいですね。『botto』は店舗間の共通言語となるので、今後も期待しています。今後も『botto』で自発的な行動を育てていきたい 北川さんに最後の質問です。今後『botto』を通じて、どんなお店づくりをしていきたいですか?『botto』を導入して、アルバイトさんが以前にも増して前向きな意見を出してくれるようになりました。店長だから、社員だからという感覚は抜きにして、アルバイトさんの皆と一緒に今後もお店づくりを頑張っていきたいと思います。アルバイトさんと『botto』を一緒にやることで、主体的な動きがめちゃくちゃ増えました。「自分がやっていることがお店のためになる」と理解して行動してくれているんだと思いますね。この状態になると、こちら側から何か言わなくてもよい状態になります。アルバイトさんが「もっとやりたい」「もっとできることを増やしたい」という気持ちになって、自分たちで考えて行動するようになるんです。今後ももっと自発的な行動を増やして、お店をよくしていきたいと思っています。より良いサイクルを回すためにも『botto』は使い続けていきたいですね。