東京を中心にパスタ専門店やイタリアンバルを複数店舗展開する株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ様。今回は代表取締役社長の青木様と人事部長兼マネージャーの木下様に『botto』を導入した経緯やメリットについて、経営と現場の2つの視点からお話をお聞きしました。チームビルディングの仕組み作りのために『botto』を導入ー青木さんに質問です。『botto』をご導入いただいた経緯を教えてください。『botto』のことはキリンビール様からの紹介で知りました。仕事の振り返りが明確にできる、一人ひとりに返信できる、仕事の点数を付けられるなど、「ありそうでなかったツール」だと思ったのが第一印象です。他のツールとも比較しましたが、『botto』の方がスタッフみんなの考えていることが具体的に見える化でき、チームビルディングの仕組み作りに適していると思って導入を決めました。『botto』を導入してアルバイトが主体的に変化―木下さんに質問です。『botto』を導入する前に現場で課題に感じていたことを教えてください。『botto』を導入する前は、コロナの影響もあって社員とアルバイトが話し合う機会が減っていたんです。アルバイトはどちらかというと指示待ちで、主体性が不足している状態でした。本当であれば毎日話せればよいのですが、忙しくてなかなか話す時間が取れない...。『botto』でコミュニケーションを増やせれば、アルバイトの主体性を引き出せるのではないか?という期待がありました。実際に『botto』で毎日振り返りをすることで、アルバイトも少しずつ主体的に変化してきたと感じています。アルバイトが感じている良いことや嫌なことも『botto』を通じて知ることができるので、リアルでフォローするタイミングもわかるようになりましたね。店長のコミュニケーションの取り方が見える化できた―『botto』でのやり取りは、青木さんが臨店する補助情報になっていますか?補助情報になっていますね。『botto』でアルバイトが良い発信をしていれば、臨店の時に「この前良いこと書いていたね!すごいじゃん!」と声掛けできるので、コミュニケーションがより円滑になったと思います。特に参考にしているのが、店長のコミュニケーションの取り方です。臨店していなくても『botto』を見ていれば、各店舗がどういう状態になっているのかがわかります。その中でも店長が『botto』でアルバイトに対して、どういう風に返信しているのかは意識して見ていますね。『botto』で出た改善アイデアを、実際の店舗改善につなげられるかどうかで店長のスキルがわかるようになりました。導入当初は『botto』を浸透させるのに苦戦した―木下さんに質問です。『botto』を現場へ浸透させるために、マネージャーとしてどんな工夫をされましたか?始めた頃は、なぜ『botto』をやる必要があるのか現場が理解できていない状態で「日報と変わらなくないですか?」という意見も出ていました。現場の店長と会話を重ねることで、少しずつ『botto』をやる意味が浸透してきたと感じています。人のことに興味がない店長やスタッフは弊社にはいません。『botto』は「人を大切にするために必要なツール」だと現場の考えが変わってきたのが大きいです。現場の考えが『botto』の浸透が進まない店舗もありましたが、店長と「どうやって浸透させようか?」と話をしているうちに少しずつ浸透するようになりました。やはり現場じゃないとわからないこともあるので、何をするにしても現場の店長と話し合いをすることを大切にしています。―木下さんが感じる『botto』を導入したメリットについて教えてください。『botto』を導入してからアルバイトがどんな人かわかるようになりました。店舗数も多いので、元々はアルバイトとの接点は少なく、中には会えていないアルバイトもいたんです。『botto』を導入してからは、アルバイトと会っていなくてもコミュニケーションが取れるので、リアルに会った時に会話がスムーズになりました。「返信めっちゃ嬉しいです!」と言ってもらえることもあり、『botto』がアルバイトのモチベーションアップにもつながっていると感じますし、アルバイトからの直接的な声はマネージャーである自分たちにとってもモチベーションアップにつながっています。臨店にも『botto』が参考になりますね。「この子の接客を一度見てみたい」と思って、行くお店を決めることもあります。お店のファンが増えて売上アップ!要因はアルバイトの主体性―青木さんに質問です。経営視点での『botto』ご導入後のメリットを教えてください。導入してから店舗の売上が上がっています。『botto』が直接関わっているかはわかりませんが、間違いなくアルバイトの主体性が上がっているので、それによってお店のファンが増えていると思います。木下さん:実際にお客様のアンケートでも明らかに良い影響が出ています。『botto』によってアルバイトの主体性が高まり仕事の幅が広がっているので、結果、お客様の評価が良くなっているんだと確信しています。『botto』を登用・評価にもつなげていきたいー青木さんに質問です。今後『botto』をどのように活用していきたいですか?『botto』を導入して、各店舗のミーティングの質が上がっています。『botto』で店舗の改善テーマがすでに上がっている状態なので、ミーティングでは社員・アルバイトで積極的に意見交換できていますね。今後は『botto』を使ってアルバイト評価や社員登用にもつなげていきたいです。社員の評価システムはありますが、アルバイトの評価は店舗によってバラバラなのが現状です。『botto』を活用することで、行動指針に対する結果がわかるので、評価を統一できると考えています。また店長の評価にも『botto』の返信率を入れたいですね。『botto』を見れば、どの店舗のどのアルバイトが主体的か一目でわかるので、社員への登用を打診する参考情報にもなると思っています。『botto』は飲食業界の課題解決につながる―最後に今後『botto』に期待することを教えてください。青木さん:『botto』を導入したことによって、各店舗はすごく強くなっています。今後は店舗を超えて会社への帰属意識を高めていくのが課題ですが、『botto』を活用すればうまくいくと思いますね。いま飲食業界は人手不足や定着率の低さが課題です。『botto』はリファラル採用や社員登用にも活用できる可能性があり、飲食業界の課題解決につながるツールだと思います。弊社で好事例を作れれば、飲食業界全体が良い方向に進むと思うので、明るい未来に向けて今後も『botto』を活用していきたいですね。